この度、ビバモール蕨錦町店に耳鼻咽喉科を開院いたしました。

こちらのページでは耳鼻咽喉科に関する情報を共有していきます。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

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花粉症のシーズンに突入しました。

最近では、薬局でも抗ヒスタミン薬と呼ばれるアレルギー症状を抑えるお薬が購入でき、受診せずに花粉症の時期を乗り切る方も多くいらっしゃいます。

今回は診察を受けることのメリットやデメリットについて考えていきたいと思います。

手間について

花粉症の時期、耳鼻咽喉科は特に、混雑することが多いです。診察、処方箋薬局での待機時間を合わせると市販薬を購入するよりも手間と時間を要します。お忙しい方はこういった待ち時間が発生せず、すぐにお薬を手に入れられる手段を好まれる方が多いように感じます。予約システムを導入したり、診療体制の見直しをしたり、医療機関はすぐにご案内ができるように工夫していますが、どうしても混雑してしまうとお待たせしてしまうのは心苦しいところであります。

費用について

最近では市販のアレルギー薬も多く種類がありますが、１ヶ月分の市販薬の購入と病院を受診しお薬の処方を受ける費用は大体同じくらいです。

ただ、花粉症は病気であり、保険診療を受けられるので実際には保険者が負担している医療行為も受けていることになります。

診察を受けるメリットについて

では、医師の診察を受けるメリットはなんでしょうか。そもそも鼻炎には様々な種類があります。

花粉症とは、花粉が体内に侵入することによってアレルギー反応を引き起こし、鼻水が出たり目の痒みが出たりするアレルギー性鼻炎の一種です。

診察では、アレルギー性鼻炎という診断を受けることができ、治療が必要な他の病気ではないか、チェックができます。処方薬は種類も多く、人によって効果を実感できる薬は異なるので、体質に合った薬を探せることもメリットです。

花粉症ではない鼻の病気について

花粉症という言葉が一般的になり、ご自身で花粉症と判断している方も多くいらっしゃいます。

正確には、アレルギー採血を行い、アレルギー反応の数値を検査した上での診断になりますが、”毎年この時期になる症状”として薬で快適に過ごすことができれば花粉症の可能性は高いです。

鼻炎症状を引き起こす要因としてはアレルギー性鼻炎（花粉症など）や、副鼻腔炎、鼻中隔湾曲症、鼻茸（ポリープ）といった様々な疾患の可能性が伺えます。放っておくと手術が必要な病気に発展するリスクもありますので、適切な診断のもとで必要な治療を行なうことは症状改善の近道であるともいえます。

医師の診察を受けていただき、症状の原因を追求した上で治療方法の取捨選択を一緒に行っていくことで、患者様個人個人に寄り添った治療のお手伝いをさせていただきます。