小児の治療|戸田わらびみみはなのどクリニック|埼玉県蕨市の耳鼻咽喉科

〒335-0005
埼玉県蕨市錦町1-12-1 ビバモール蕨錦町メディカルゾーン
TEL.048-287-8830
ヘッダー画像

小児の治療

小児の治療|戸田わらびみみはなのどクリニック|埼玉県蕨市の耳鼻咽喉科

小児の中耳炎

小児の中耳炎

小児の中耳炎とは

中耳炎は、約8割の子どもが3歳までに一度は経験するといわれているほど子どもに多く発症する病気です。これは、子どもの耳管が発育途上にあり、大人よりも太くて短くなだらかなせいで、病原体が中耳へと侵入しやすい状態にあるからです。乳幼児期の子どもの場合は、耳に異常があることを周囲にうまく伝えられないので、保護者の方が耳の様子に気をつけてあげる必要があります。

中耳炎の原因

小児は免疫力が低いにも関わらず、保育園や幼稚園などでお互い触れ合う機会も多く、唾液や鼻汁を介して細菌やウイルスに感染しやすい環境にあります。そのため、風邪をひくことも多くなります。結果として保育園児や幼稚園児は中耳炎の頻度が高くなります。起炎菌は上気道炎と同じく、「肺炎球菌」「インフルエンザ菌」「モラクセラ」が多くなります。中耳炎は3歳までに85%の子どもが一度は罹患するといわれています。また、治る過程で滲出性中耳炎に移行することも少なくありません。 中耳炎が小児に多いのには解剖的理由もあります。小児の耳管は大人よりも短く水平で、鼻や喉で増殖した細菌やウイルスが侵入しやすくなっています。また、耳管機能も未熟で防御が弱くなっていることも一因です。

中耳炎の症状

子どもの耳管は、成人の耳管と比べると太くて短く、さらに耳管の角度が成人は約45度の傾斜に対し、子どもはほぼ水平に近いので、細菌などが中耳に侵入しやすくなっています。そのため、保護者の方は子どもが、風邪が長引いて鼻水が長く続くときは、細菌の混合感染から中耳炎を合併する可能性があることを注意してあげましょう。

中耳炎の治療

小さな子どもに対しては【小児急性中耳炎診療ガイドライン】にしたがって治療を行います。子どもの中耳炎は繰り返すことも多いので抗生剤の治療が長引くこともあります。 痛みや発熱が解消しても中耳炎が完治したとは判断できず、医師に鼓膜を診せて治癒したかどうか診断を受けるようにして下さい。 近年、子どもの中耳炎の治療で抗生剤がききにくい耐性菌が原因となるケースも報告されております。治療を行ってもなかなか治らない、耳漏(みみだれ)が改善しない難治性の耐性菌が原因の場合は、「肺炎球菌迅速検査」や「細菌培養検査」を行い、耐性菌などを考慮した抗生剤の選択をしています。

中耳炎の予防

中耳炎では鼻水が原因で病原体が中耳へと感染します。 子どもがまだ幼い場合には、保護者の方が鼻をかむ方法を教えてあげたり、市販されている吸引器などを用いて鼻水を吸い取ってあげるようなことも重要となります。 粘り気が強い鼻水の場合は自宅の吸引器では取りきれない場合もありますので、その際は鼻処置のための受診をお勧めします。

治りにくい中耳炎について

前程として、2歳未満の乳幼児は抵抗力が弱いことも中耳炎を反復しやすい原因といえます。なお、最近では抗生剤が効きにくい耐性菌が原因で中耳炎を発症する場合も多く、適正に抗生剤が投与されていないと中耳炎が反復し、治療が長引いてしまうこともあります。

扁桃肥大・アデノイド増殖症

外部からウイルスなどの微生物の侵入を防ぐために、のどにはリンパ組織が発達しています。このリンパ組織には口蓋扁桃や咽頭扁桃(アデノイド)、耳管扁桃、舌根扁桃の4つがあります。小児において、特に口蓋扁桃と咽頭扁桃(アデノイド)は成長とともに大きくなり、6~8歳ころに最大となります。その後は顔面の発達もあり、他の咽頭との比較した見かけ上は縮小していきます(アデノイドは成人では多くの場合消失しています)。
口蓋扁桃やアデノイドが大きい場合(扁桃肥大・アデノイド増殖症)、夜間のいびきが強くなり、睡眠時無呼吸をきたすことがあります。無呼吸が強い場合には成長や発育に障害を引き起こすため、手術により口蓋扁桃やアデノイドを切除することをお勧めします。

溶連菌感染症

溶血性連鎖球菌(溶連菌)による感染症で、かぜと同じような症状を起こします。急性咽頭炎を起こした場合、発熱してのどが痛くなり、のどや口の中が真っ赤になります。舌にいちごのようなブツブツができることもあります。食べ物を飲み込んだだけでも痛みます。治療によって2~3日程度でのどの痛みや発熱、発疹などの症状は治まります。
熱や発疹の様子で、わかる病気ですが、のどの粘液の検査や血液検査で確実に診断することができます。

手足口病

夏かぜのウイルスで起こる病気で、手のひら、足のうら、口の中に水疱(水ぶくれ)ができるのが特徴です。
生後6か月くらいから4~5歳ころの乳幼児に多く、夏に流行します。感染した子の咳やくしゃみを吸い込んでしまう飛沫感染や便から排泄されたウイルスが手に付着し経口感染することもあります。
潜伏期間は3~5日くらいです。口の中の発疹は盛りあがったり、水をもったりするブツブツで、破れて潰瘍になると、刺激のある物を食べるとしみて痛がるようになります。
口の中の症状に少し遅れて、手のひら、足のうらなどに生米くらいの水疱性の発疹ができます。この発疹は吸収されて一週間以内に治りますが、まれに髄膜炎を合併することがありますので、高熱や頭痛、ひきつけ、嘔吐などの症状が伴う場合は、すぐに受診しましょう。

ヘルパンギーナ

夏かぜのウイルスで起こる病気です。水疱ができて発熱がある点で、手足口病と似ていますが、手や足には発疹は出ず、口だけに症状が現れます。乳幼児の間で流行し38〜40℃の高熱が2~3日続きます。のどの奥に小さな水ぶくれができ、痛みがあり食べることが困難になります。重度の場合、水分も飲めず脱水症になることもあります。熱は2~3日で下がり、水疱も一週間くらいで治ります。治療は喉の痛みを抑える薬の服用などで対症療法を行います。